塗り絵で色選びに悩んだ時は配色本の出番
塗り絵をする時にまず悩むことといえば、配色。
私は、線画をぱっと見てもなかなか全体のイメージが湧いてきません。
そこで、活用しているのが配色本。
書店に行くと様々な配色本があります。
私が所持している配色本は、こちらの3冊です。
▲平積みでタイトルが見づらいですね。。。
収納の仕方が悪くてたわんでしまっているので、積みました。
上から順に・・・
- 配色アイデア手帖
- 日本の美しい色と言葉
- 世界を彩る色と文化
です。
写真では表紙が見えないので、Amazonのリンクも貼っておきます。
今回は、配色本を参考にして塗ることについて書いてみました。
配色本の概要
上述の配色本3冊とも、9色のパレットで構成されています。
各色に
- CMYKコード
- RGBコード
- 16進数カラーコード
が記載されているので、ブラウザ上で表現することも可能です。
試しに、『トロピカルフルーツ』のパレットを作成してみました。
(『配色アイデア手帖』より抜粋)
▲こんな感じで、9色のパレットが127種類、各パレット毎に配色パターンが25種類ずつ掲載されています。
詳細はAmazonにページの見本があるのでご覧頂けたらなと思います。
配色本を参考にして塗った作品
上記のトロピカルフルーツの配色を参考にして塗った作品がこちらです。
9色縛りで塗るのは現実的ではない為、所々当てはまらない色を使っていますが、9色の中から近い色を置いていくイメージで塗り進めました。
(塗り絵本:ロマンティックカントリー)
配色本を使うメリット
完成作品のイメージが湧く
どこに何色を配置するのかは別として、9色のパレットを眺めた後にその線画を見ると、概ね完成イメージは湧いてきます。
「この配色で塗ったらこんな感じかな」と想像する時間もなかなか楽しいです。
作品全体にまとまりが出る
私の経験上、あれもこれもと欲張って色を使うと、情報量が多すぎて線画の良さが際立ちません。
36色セットの色鉛筆を購入したばかりの時はまさしくそんな感じで、一言で言うと、作品の全体像が見えない、そんな仕上がりになってしまいました。
▲欲張った結果、どこが主役なのか分からない・・・。
塗っている間は楽しかったですけどね。
(塗り絵本:季節を彩る花の詩)
配色本を使うデメリット
「えー!デメリットもあるのー?」と思ってしまうかもしれませんが、メリットを上回るものではないので安心して下さいね。
色々な色が使えず、飽きてくる
目立つ部分だけ配色本を参考に色を置いて、全体像がイメージしていた配色とマッチすればいいのですが、まだまだそこまでの技量がない為、「この色を使う!」と決めたらなかなかその呪縛から逃れられない傾向が私にはよくあります。
そして、塗り進めるうちに飽きてくるのです。。。
飽きてきたら、別の線画を塗って気分転換することもあります^^
同じ色が隣同士になってしまうことがある
模様とかを塗っていると、よくこの事象に陥ります。
その場合はコントラストをつけたりして、重複感を緩和しています。
最後に
書店には様々な配色本が置いてありますが、【実用性】と【読み物としての楽しさ】を掛け合わせると、今回紹介した配色本はバランスがいいと思います。
持ち運ぶには少し重いですが、病院の待ち時間に眺めたりするくらい、お気に入りです。
配色本を参考にした塗り進めた完成作品は他にもいくつかあるので、カラーパレットとセットで紹介していきたいと思います。